鉄ヲタにしてくれた憧れの「381系やくも」が2024年6月15日定期運行を終えた・・・

日々の日記

2024年6月15日、1982年7月から岡山 – 米子 – 出雲間(伯備線から山陰本線)を結ぶ現役最後の国鉄特急「381系やくも」が42年間の定期運行を終了しました。
僕と同じ学年。

381系の始まりは長野 – 名古屋を結ぶ「しなの」
カーブを安定して高速で走れるように「自然振り子」を採用した車体が381系
この「自然振り子」、伯備線では中々難し部分もあり、左に傾いたと思ったらすぐに右に傾く多い伯備線では三半規管等の情報と目・体が追いつかず酔う原因になっていました。これが「ぐったりやくも」の所以
381系やくもは自然振り子方式で重心を低くするため、電車の天井にあるべきもののほとんどが車両したに配置されていてとてもスマート


さて、僕と同い年のやくも。記憶がある頃にはバリバリ走っており、クリーム色に赤いラインのデザイン、そして、駅を沢山飛ばして走るスピード感にスマートな車体に今まで見たことない形
普通電車と違い料金が高いため中々乗せてもらえない「特別感」
それらが相まって「やくも」ってカッコいい「憧れ」の存在に

381系国鉄色やくも

駅に行ってはやくもを眺め、松江にいる祖父母の家に行くには、国鉄・JRが走っている国道9号線を走ってもらい。
乗ってみたいし、見たいしで、見れた日は特別な感じがする1日でした。

そして初めて乗ったのは小学4年生。祖父母の家にいくために出雲市駅 – 松江駅間を特別に乗せてもらい。
車内の変わった香り(当時はタバコOKだった)に、オルゴールチャイム、そしてカーブにさしかかると異常に傾く感じ。あのときのワクワクは今でも忘れてない。35分くらいの短い時間だったけど嬉しかったなー。

そしてやくもを全区間乗ったのは小学6年生のとき。兵庫に住む親戚に会いに行くために。
やくもに乗れる上に、本当に存在するんか?くらいな新幹線当時は0系に乗れる、大好きな憧れな電車に乗れるワクワク・ドキドキっていったらもー。鼻血ものでした。

それ以来ずーーーーーっと電車が大好きで鉄道雑誌を買ったり、電車が見たいがために駅の改札をくぐったりと鉄ヲタになっていきました。

やくもも、年代に合わせてカラーリング変更や仕様変更を繰り返し、スーパーやくも(紫やくも)、リニューアル(緑)、ゆったりやくもとなり、晩年は全車両ゆったりやくもとなり、座席ピッチが広がり快適になりました。

そんな中、2022年3月、伯備線やくも運行開始50年を記念して国鉄色の復活
あの大好きなやくもが復活する!!とかなり胸熱で定期運行前、塗装したての国鉄色やくもを後藤車両所に見に行ったり

381系国鉄色やくも
381系国鉄色やくも

そして、歴代やくもカラーがリバイバルやくもとして順次投入され、迎えた引退の日

引退を見届ける寂しさと、葬式鉄(引退する車両を見届けるのが趣味な鉄ヲタ)に混ざりたくないプライドとで迷いましたが、鉄ヲタにしてくれたやくもを見にとりあえず松江駅へ

381系ゆったりやくも

仕事終わりに寄ってみると、落石のため伯備線で遅延が起きており、運良く松江駅で381系のすれ違いに遭遇。上りは岡山駅行き最後のため、松江駅での381系入れ違いはこれが最後
これでやくも見納めと自分を納得させたつもりだったけど、やくもといえば国鉄色、そして出雲市駅発着、見納めをするために行かないと!!

381系国鉄色やくも

落石の影響で予定より1時間遅れで出雲市駅に到着した381系国鉄色やくもは多くの人に出迎えられて無事に到着。


ホームに入ってくるときに見えるやくものライト、傾き、そして線路の継ぎ目を渡る音。
3番ホームに静かにゆっくり入線する381系やくも。
これで見納め目かと思うとなんとも言えない気持ちに

381系国鉄色やくも

乗客を降ろし数分後にはいつも通り基地のある後藤車両所出雲支社へ

山陰の鉄道を支えてきた、僕を鉄道大好きにさせてくれた381系やくもがいなくなり寂しさ沢山。
もっと撮っておけば、もっと乗っておけばと後悔も。

381系に変わって登場したのは、273系

381系みたいに多くの人に愛される車両になってほしいな。

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